第39回 日本口腔インプラント学会 学術大会

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ACL-Times vol.14

第39回 日本口腔インプラント学会

日本口腔インプラント学会 学術大会
日本口腔インプラント学会 学術大会弊社参加メンバー

2009年 9月25日〜27日
大阪国際会議場

第39回(社)日本口腔インプラント学会学術大会が、9月25日から27日の3日間、大阪国際会議場、通称グランキューブ大阪で開催されました。

近年、世間的にも一般的な治療法として受け入れられてきているインプラント治療ですが、急激な進歩と展開によってこれまでの歯科治療の枠を超えた問題が起こることが危惧されており対応が急がれています。今回の学術大会ではテーマを「インプラント治療における医療安全・安心」として、信頼される医療としてインプラント治療を提供するためにはどうすれば良いのか、などの活発な学術大会が行われました。

弊社では、代表の宗村を始め、合計6人の歯科技工士が「日本口腔インプラント学会認定専門歯科技工士」の認定を取得する事になり、その一環として、今回のこの学術大会に参加する事となりました。

会場は第1から第10まで10個所にわかれ、それぞれの会場でセミナーやシンポジウム、一般口演が行わており、それらの会場とはまた別にインプラント関連企業が約120社に及び参加し、新商品や企画品などを展示しているイベントホールもありました。一日ではとても見て回れない程に大規模なイベントです。

弊社では各企業の展示ブースの閲覧から「専門歯科技工士」の認定を受ける為に必要な各講座を受講しました。

日本口腔インプラント学会が推進する制度であり、インプラントに関する深い専門知識および臨床技能と経験を有する歯科技工士のみが認定されます。定められた年数以上インプラント上部構造の技工に携わっていること、専門医又は認定医の推薦が必要なことなどの様々な条件が付され、更に多数の症例を学会に提示し、審査に合格しなければなりません。
イベントホール画像
イベントホール
ストローマンetkon
ストローマンetkon
ストローマンetkon
ストローマンetkon
ノーベルプロセラ・ジェニオン
ノーベルプロセラ・ジェニオン
3Dレーザー加工によるステント
3Dレーザー加工によるステント
GC Aadva
GC Aadva

近年、何かと世間で取り沙汰されている「3Dプリンタ」、敷きつめられた粉状の石膏に、インクジェットプリンタの様に液を吹き付け石膏を積層するシステムですが、ここでも展示されており大いに注目を集めていました。

液状のプラスチックにレーザーを当て硬化させる「3Dレーザー」なども注目を集めています。これはステント製作などでも実用化されており、歯科分野以外でも様々な分野で活躍しつつあります。

また、スキャニングの方もノーベルバイオケアの「ノーベルプロセラ・ジェニオン」やGCの「Aadvaスキャナー」、ストローマンの「etkon」など、大手メーカーが新バージョンのスキャナーを投入するなど、活発な印象を受けました。スキャニングから始まり、システム上でモデリングを行い、3Dプリンタや3Dレーザーで造形まで行う一連の流れから、様々な可能性が生まれて来るでしょう。

インプラント関連では、biconのショートインプラントが印象的でした。長さを重要視するインプラントデザインとは異なり、フィン型のインプラント体により得られる表面積の拡大によって、強固なオッセオインテグレーションを得る事ができ、5.7mmの短さを実現させています。また、ケンテックの代表にお会いする事ができ「何かご要望があればお伺いします」との事でしたので、「アバットメントにもっときっちり回転防止をつけて!」「アバットメントの調整幅が少ないのでもっと厚みを!」などと要望を伝えたところ「対応します、他に市販されていないようなアバットメントを提供できるよう努力します」と快諾して頂けました。

そして、講座の方では「専門歯科技工士教育講座」が15:00〜16:30まで行われており、認定を取得する為の一環として受講しました。内容は「インプラントと上部構造の精度について」であり、講師は昭和大学歯学部の学部長、宮崎隆先生です。大変貴重な情報を頂く事が出来ました。

以上、一日しか参加出来ませんでしたが、インプラント医療最前線を肌で感じられた事、これからの方向性や可能性を考えさせられる非常に有意義な一日となりました。

足利セラミックラボラトリー 歯科技工士
尾林 菊地 増山 北詰 長沼