メタルボンド
天然歯に似た色調と透明度、耐摩耗性、耐変色性に優れた陶材を金属表面に溶着したもので、別名「陶材焼付け前装鋳造冠」とも呼ばれます。金属の持つ強度と陶材の持つ審美性を兼ね備えた歴史の長い補綴物です。
名称 | 特徴 |
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プレシャスメタル | 金75%以上の高純度の金合金で、ゴールド色。 |
セミプレシャスメタル | 金50%以下含有の合金で、銀色。 |
ノンプレシャスメタル | コバルトクローム合金、ニッケルクローム合金などで最も強度の高い合金で銀色。 |
チタンボンド
CAD/CAMシステムとチタン専用陶材を用いた「チタンボンド」は、生体親和性・耐食性および機能的強度を兼ね備えた優良な材料の一つであるチタン合金を使用しています。
この合金の持つ生体親和性は極めて高く、チタン合金の表面に形成される酸化チタン層は周囲の組織や歯肉に悪影響を及ぼす可能性のある金属イオンの放出を防ぎます。また、高度な機械的特性を持つこの合金は、特にクラウンやブリッジなど、高精度の削り出しによって製作する補綴物に理想的です。
チタンボンド特徴
- 引張強度860MPa以上(但し、80mm×80mm×30mmのブロック内)
- 降伏強度795MPa
- 適 用最大14ユニットのブリッジ
コバルトボンド
コバルト・クロム合金のディスクよりCAD/CAMシステムを用いて切削、陶材を焼き付けた補綴物です。ノンプレシャス素材を使用した、デジタル歯科補綴物で、提供しやすい価格帯になります。